キャンピングカーのサブバッテリーの充電器を交換しました!
こんにちは!宇都宮市のホームページ作成事務所あっとほーむの藤本です。
営業車兼移動事務所のキャンピングカーのサブバッテリーの充電器を交換しました。
お盆休みの北海道旅行で、既存のサブバッテリーの走行充電システムに不具合がある可能性が判明したため、新たに走行充電システムを構築することにしました。
既存のシステム
このキャンピングカーには新車時(20年前)から付いている走行充電システムと、後から取り付けられたソーラー充電システムがあります。
この2つのシステムはそれぞれ別々に動作していて、先日の北海道旅では、走れど走れどなかなか充電量が増えず、走行充電システムが正常に動作していないのではないかと言う疑念が生じました。
走行充電システムの故障個所を特定して部品を交換することも考えましたが、何せ20年以上前の部品ですので現在も部品が手に入るか分かりませんでしたし、充電方式も古いですし、将来、鉛バッテリーをリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに交換した場合、既存のシステムでは対応できないため、新たに走行充電システムを構築することにしました。
今回取付けた走行充電器は、ソーラー充電と走行充電の両方をコントロールでき、エンジン始動用のメインバッテリーとサブバッテリーの両方を充電することが出来るスグレモノです(^^)
既存の走行充電システムはそのままに全く別系統の配線で構築しました。
今まで使っていた充電器も2年前に私が取り付けたものです。
それまでは2000円ほどの安い充電器が付いていたのですが、より高効率なこの充電器に交換しました。
その際、ソーラーパネルも100Wの1枚から100Wを2枚に増設しました。
各パネルの動作電流は5Aが2枚で10Aと言うことで充電器は20Aタイプを選びました。
今回取付けた充電器は50Aタイプなのですが、車の発電機が55Aなのですが、走行中はエアコンなどの車の電装系でも電気が消費されるため、フルで55Aが充電器に送られることはないだろうと言うことで50Aタイプを選びました。
で、問題はサブバッテリー充電用の配線(緑色)なのですが、この配線はこの車を購入した時から元々付いていた物なのですが、ソーラーパネル1枚を想定した物らしく、太さが5.5sqほどしかありません。
5.5sqの許容電流は49Aなので、車の発電機からの電流が許容量を超えたら危険です。
走行充電器の取扱説明書にも14sq推奨とあります。
本当は配線を交換するべきなのですが、配線を張り直すのはめちゃくちゃ大変なので、実際に使用してみてどのくらいの電流が流れるか確認してから考える事にしました。
スマホで充電状態を管理できる!
充電器の左隣にあるBT-2Bluetoothモジュール(別売)を接続して、スマホにアプリをインストールすると充電状態を確認することが出来ます。
別になくても本体のランプで大体の状態は確認できますがやはり数値で見れた方が便利です。
ちなみに本体ランプは、右から鉛バッテリー設定(緑点灯)、サブバッテリーは満充電(緑点灯)、ソーラーパネルから充電中(赤点灯)、車の発電機からは充電停止中(消灯)です。
これをアプリで見てみるとこうなります!
バルクとはバルク充電のことで鉛バッテリーを満充電にするために最大電流で行う充電です。
満充電に近づくとブースト充電、満充電になると自然放電分を継ぎ足すフロー充電が行われます。
左の電池マークはエンジン始動用のメインバッテリーで、右の電池マークはサブバッテリーです。
その両方が充電されている状態です。
PV充電はソーラーパネルからの充電です。
ソーラーパネルが15.1V、1.17Aで充電しています、少なっ!
秋の日差しはこんなもんです(;^ω^)
ちなみに実際に走行して車の発電機からの電流量を確認しましたが最大でも40Aほどでしたので配線はこのままで大丈夫そうです。
古いシステムを残した理由
キャンピングカーの外部電源のコンセントは既存の充電システムに繋がっていて、外部電源に繋ぐとメインバッテリーとサブバッテリーが充電される仕組みです。
外部電源を接続して管理アプリで見てみたところ、エンジンがかかってなくても30Aほどで充電されるので、更にWチェッカーを繋いで確認したところ既存の充電システムに電気が流れていることが分かり、既存のシステムも完全には壊れていないことが分かり、既存のシステムを残すことにしました。
少なくとも鉛バッテリーはヘタっていないことは分かりました。
今後どうするか?
冬は電気をあまり使わないので当面はこの状態で十分なのですが、夏になるとクーラーを使うなど使用する電気が多くなるので現在の鉛バッテリーでは心許なくなります。
その時に、同容量のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに交換するか、鉛バッテリーはそのままにしてクーラーなどの大型家電用に大容量のポータブル電源を購入するかの選択肢があります。
候補のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーも大容量ポータブル電源も同じくらいの価格なので、来夏までじっくり検討しようと思います(^^)